
そして僕等は絡み合う
第2章 宮脇 詞の場合
「ん…。」
鼻が詰まって、口も塞がって息苦しい…。
触れる唇も、絡まる舌も、抱き締める腕も柴多は、私を壊れ物の様に優しく扱ってくれてるのに、胸が痛い。
私は、何をされてるのか解らない感覚に陥りそうだった。
お互いの濡れた唇が、離れ虚ろに瞳を泳がせると
「詞…泊まっていける?」
『泊まって』
それが何を意味するか、解っていたけど、今は身体が受け入れられる自信がない。
「柴多…私…。」
「今晩は…一緒に居たいから。」
「でも…。」
「詞…大事にするから…。」
柴多の顔は、私の首もとに埋められた。
鼻が詰まって、口も塞がって息苦しい…。
触れる唇も、絡まる舌も、抱き締める腕も柴多は、私を壊れ物の様に優しく扱ってくれてるのに、胸が痛い。
私は、何をされてるのか解らない感覚に陥りそうだった。
お互いの濡れた唇が、離れ虚ろに瞳を泳がせると
「詞…泊まっていける?」
『泊まって』
それが何を意味するか、解っていたけど、今は身体が受け入れられる自信がない。
「柴多…私…。」
「今晩は…一緒に居たいから。」
「でも…。」
「詞…大事にするから…。」
柴多の顔は、私の首もとに埋められた。
