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そして僕等は絡み合う

第2章 宮脇 詞の場合

「それが…付き合う気持ちには、なれないみたいで、他にも…友達を好きか解らないけど、ちょっかい出してくる人が居てね。」


「その人とは、やったんですか?」


「や、や、やった~!?」


東さんが、また一人でアワアワしている。


刺激、強かったか。


「ううん…キスまでみたいなんだけど、キスされる度に…気持ち良いみたいで…。」


思わず、唇が高橋さんの感触を思い出し、ゾクリとする。 


「上手いんですね~その男!キスが上手いっていいなぁ~。」


西垣さんは、唇を舌舐めずりした。


わっ!肉食系ってやつか?


「ははは…で、好きとか、オマエじゃないとダメとか言うんだけど、冗談ポク言うから…本心は解らなくて。」


「ふ~ん。その人、何かコンプレックスでもあんですか?」


「えっ?コンプレックス…。」

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