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そして僕等は絡み合う

第2章 宮脇 詞の場合

「元々、自信が無い人なんじゃないですか?」


確かに…肥満体はコンプレックスだったかもしれないけど、今はあんなに見てくれは完璧だし。


「う~ん…自信ありありな感じだけど…。」


「宮脇さん、その人に会った事…あるんですか?」


はっ!しまった!


「う、うん!ちょこっとね。普段はチャラいんだけど、仕事は凄い真剣みたい…。」


そうだ…榎田部長へ恩返しと言ってたけど、この仕事への姿勢は命懸けに感じる。


ドックン…。


知りたい…高橋さんの本音…。


「まっ…聞く限りじゃ、前者がいいんじゃないんですか~!愛情がいつまでも存在するのも難しいから、条件良い方が後々楽ですし。」


「へ…以外とリアリストだね…。」


「ははは~!夢はありますよ~!」


西垣さんは、ニンマリと笑う。 

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