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そして僕等は絡み合う

第2章 宮脇 詞の場合

「意味解んないよ!」


「俺は今のがスタイルなの!でも、詞違う…詞らしいスタイルを押し殺してる。」


「押し殺す…。」


「どこか不完全燃焼だと、思ってないか?」


え…。
そんな事言われても…。


「へい!柴ちゃん、焼き鳥!」


「おっちゃん、ありがとう!」


私は呆然としてしまった。


柴多は、解ってた…。


私がやりたいスタイル通りに、コーディネートが出来てない事を…でも、それには訳がある。


「詞!焼き鳥、食えよ!」


「あっ…うん。」


でも、今更どうしろって言うのよ。


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