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そして僕等は絡み合う

第2章 宮脇 詞の場合

◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇

「お疲れっ!」
「お疲れ様~!」


行き付けの居酒屋のカウンター席で、グラス鳴らして乾杯する。


「あぁ~駆け付け一杯の一口目は旨いね!」


「おやじ化すんなよ!」


笑いながら、御通し長芋のタラコ和えを箸で掴む。


ちょっと和みムードに、ホッとする


良かった~!
高橋さんが帰った後から、柴多微妙なんだもん!


私は大柄で気も強いが反面、小心者だ。


どうでもいい人は、気にならないけど、いつも落ち着いてる柴多の様子がおかしいのは、気になってしまった。


「柴多…高橋さんの事、気にしてる?」


「えっ!」


柴多は、予想外に驚いた。


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