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砂漠の月、星の姫~road to East~

第1章 第一夜【砂漠へ~road to oasis~】

 もう一年近くも前から気づいていた。淳一に好きな女性ができていたことも、とっくに自分から彼の心が離れていたことも。彼とは学生時代からのつき合いだったから、気心も知れていた。だからこそ、判ったのだ。一緒にいても、彼はいつも上の空でいた。

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