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砂漠の月、星の姫~road to East~

第1章 第一夜【砂漠へ~road to oasis~】

 大学を卒業して五年、淳一との結婚を特に強く意識したことはない。むろん、一定の歳になってからは、自分はこのひとと結婚するのだと予感してはいた。いつしか自然に二人ともそういう気持ちになって、結ばれるのだと漠然と考えていた。

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