
身代わり妹
第14章 誕生
帰りは電話するようにって凌太には言われてた。
だけど、
赤ちゃん生まれたらあんまり外を出歩けなくなっちゃうなぁと考えて、歩いて帰る事にした。
歩くと30分くらいの距離。
真夏の暑さに汗がダラダラと流れ落ちて来る。
(やっぱり迎えに来てもらえば良かったなぁ)
10分と歩かないうちに後悔し始めた。
熱中症になる前にと、通り沿いの喫茶店に入る。
無性にチョコレートパフェが食べたくなり、頬張っているところに凌太から電話が掛かってきた。
『美優⁉︎ お前どこにいるんだよ⁉︎ 』
凌太の焦ったような上擦った声。
「えっ⁈ あ…歩いて帰ってたんだけどね、疲れちゃって……今チョコレートパフェ食べてる……」
慌てたせいでつい正直に言いながら、だんだんと声が小さくなる。
『はぁー…ったく……』
長いため息を吐いた凌太は、
今から迎えに行くからなと言って電話を切った。
だけど、
赤ちゃん生まれたらあんまり外を出歩けなくなっちゃうなぁと考えて、歩いて帰る事にした。
歩くと30分くらいの距離。
真夏の暑さに汗がダラダラと流れ落ちて来る。
(やっぱり迎えに来てもらえば良かったなぁ)
10分と歩かないうちに後悔し始めた。
熱中症になる前にと、通り沿いの喫茶店に入る。
無性にチョコレートパフェが食べたくなり、頬張っているところに凌太から電話が掛かってきた。
『美優⁉︎ お前どこにいるんだよ⁉︎ 』
凌太の焦ったような上擦った声。
「えっ⁈ あ…歩いて帰ってたんだけどね、疲れちゃって……今チョコレートパフェ食べてる……」
慌てたせいでつい正直に言いながら、だんだんと声が小さくなる。
『はぁー…ったく……』
長いため息を吐いた凌太は、
今から迎えに行くからなと言って電話を切った。
