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身代わり妹

第13章 敵意

「美優!」

花純ちゃんに呼ばれた凌太が駆け寄る。


「大丈夫か? 怪我は?」

「お尻痛い」

お尻でステップを降りたから、3回くらいぶつけた。


「お腹は⁈ 」

私の返事も待たずに凌太がお腹に触れる。



「……かなり張ってるな。すぐ産科に行こう」


「車椅子持ってきます」

凌太の言葉に、様子を見ていた看護師さんが車椅子を取りに走ってくれた。



「……大袈裟っ! 別にお腹をぶつけた訳じゃないじゃん。そんなに注目されたいの?」

朝倉さんが忌々しげに私を見てる。


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