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身代わり妹

第13章 敵意

秋村病院の正面玄関から中へ入る。

目の前に受付があり、なんだか懐かしい気持ちになる。



「あ、美優先輩っ‼︎ 」

ぼーっと受付を眺めていたら、花純ちゃんが目ざとく見つけてくれ、ブンブンと大きく手を振ってくれた。


手を振り返し、受付へ向けて歩く。

待合室にいる患者さんも、私に気付き声を掛けてくれる。


「元気な子を産むのよ」

なんて、お腹を撫でてくれる患者さんもいる。





「美優ちゃん、おいでおいで」

受付の皆に手招きされて、受付裏への二段のステップを上がる。


診察室の方から看護婦さんも来てくれて、久しぶりに楽しくおしゃべりをした。



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