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君と描き始める未来に

第11章 君との思い出

「国彦さん!」


「うぅっ!まるで、こうなる日が解ってたみたいだな…光花ちゃんは、お星様になっても、小田切を見守ってるんだよ!スビッ…。」


「…鼻かめよ…。」


ティッシュを渡そうとすると


「ロマンチックじゃない~!」


「滝島さん、素敵ですよ!」


「うおぉ~香織ちゃんは、心の友だぁ~。」


またかよ!


でも…滝島のお陰で、俺の気持ちは解れていった。 


「朋代さん…使わせて頂きます…。」


「ふふ…孫の代まで伝えてあげて。」


「はい…。」


光花は、凄い気を使う子だった…。


周りを幸せにする事に一生懸命だった。


今でも君は、周りを幸せにしてくれるんだね…。


「志信…良かったね。」


香織がニッコリ笑う。


そして、君も弱い俺を強く包んでくれるんだ…。


今の俺には、君が居ないと息も出来ない気がする。


「有難うございます。」


改めて、自分を取り巻く全てに感謝した。

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