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君と描き始める未来に

第11章 君との思い出

「光花さんの靴下…見たい!」


香織は俺を見ながら、言い切った。


「香織…。」


何で…確かに君は、思い出ごと受け止めてくれた…。


でも、直接光花の跡に触れることまではしなくても…。


「そう…ちょっと待っててね…。」


朋代さんは、靴下を取りに行く。


「朋代!」


滝島は、どうしたらいいか解らない感じだ。 

香織はアルバム戻して


「あはっ!本当に光花さん華奢で可憐だね~!滝島さんが言ってたイメージ通りだ!」


初めての対面…光花のお墓には行ったけど。


「香織…。」


何て言えばいいか解らない…動揺したら余計おかしいのに。


「本当に…可愛いなぁ~。」


そう言って、香織はジッと、光花の写真を見詰めていた。

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