テキストサイズ

君と描き始める未来に

第11章 君との思い出

2時近くになると星叶ちゃんは、お昼寝に入ったので、朋代さんが寝かし付けるのに、香織も付き添っていた。 


「気持ち良さそうに寝たわ。楽しかったのね。」


「お家も気に入ってくれましたかね。」


「勿論よ。」


二人の会話が、近付きながら聞こえる。


俺は星叶ちゃんのアルバムを見せて貰っていた。


「小さいなぁ~。」


「本当だな…でも、お腹でここまで育って出てきてきて、これからもっと大きくなるんだもんなぁ~。」


「そうだな…俺たちもそんな時代があったんだな。」


「もう、オッサンに向かっていってるけどなぁ~。」


「ははっ!まぁな!」


俺たちの数年後は、どうなっていれのか…


「あぁ…反抗期とか嫌だなぁ~。お父さん汚いとか言われちゃうのかな。」


「カッコ良くお洒落とかしてれば、大丈夫じゃないか?」


「う~ん、お洒落雑誌買わないとだな。」


真剣な滝島が、微笑ましい。

ストーリーメニュー

TOPTOPへ