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君と描き始める未来に

第11章 君との思い出

「男性版同盟軍が出来そうだったくらいなのに、またどうして滝島だったんですか?」


含み笑いで聞くと、滝島は渋い顔をした。


普段の仕返しだ!思い知るがいい!


「そうね…良く聞かれたけど…。」


はは!みんな疑問に思ったんだ~。


「やっぱり…優しいからよね…。大切な人には特に…。国彦さんなら絶対守ってくれると思ったのよ。」


「うっ…!」


滝島は、真っ赤になった。


「凄い…素敵です…。お二人の信頼関係と愛情に、大感激しました!!」


「小田切さんも、凄い優しいわよね。会社でも、大評判だったわ。」


朋代さんの言葉に


「はい!!私も志信が凄い優しいし、頼りになるし、包容力もあるし…でも寂しん坊なところとか、キュンときちゃいます。」


香織は瞳を輝かせて感激してるけど…そんなに俺、『寂しい坊』なのかな…。


でも、一応ベタ誉めはしてくれてる。


「ふふ…それも素敵ね!」


ヤバい…俺も照れ臭い…。


滝島と目が合い、お互い苦笑した。


俺たちは、こんな有難い奥さんを持てて、凄い幸せモノ同士なんだな…。

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