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君と描き始める未来に

第11章 君との思い出

「『こんな僕ですが、一生一緒に居て下さい。結婚させて下さい!』って言ったの。」


朋代さんが穏やかに微笑みながら言った横で、滝島はガックリ項垂れてる。


「素敵~!カッコいいじゃないですかぁ~。」


「ふふ…ブロードウェイなんか嫌よね~。」


「滝島~普通にカッコ良いじゃんか!」


何で落ち込むんだ。


「いや…ネタ的につまらないじゃんかぁ~。」


「マジ…。」


こんな事まで、ネタにしなくてもいいじゃん。


何なんだ、そのお笑い魂は?


「あ~!久々に思い出して緊張した!交際申し込みした時も緊張したけどさ!」


胸元押さえて、顔を赤らめている。


朋代さんの事になると、滝島も調子狂うんだな~。


こんな奴を見れたなら、ちょっと来た甲斐があったかも!

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