テキストサイズ

君と描き始める未来に

第8章 親善旅行?

「はぁ…今日が、一番疲れた。」


「ふふ…お疲れ様~。はい!ビール。」


香織は笑顔で、冷やしておいた缶ビールを渡してくれた。


あの後、いつもの飲み会には成らずに済んで、他愛ない話をして、お開きになった。


「香織…ごめんな…ずっと母さんが、奇怪な事ばっかして。」


「ううん~楽しかったし、私は、お義母さん好きだな。」


やっぱり香織って、基本的な好みは、俺様系なのかな?


「そう言って貰えるなら…助かるけど。」


「志信って、本当に性格までお義母さん似なんだって、実感したよ。」


「ウッソ!あんな我が儘言わないけど!」


香織は意味深に笑いながら、おつまみの袋を開けてテーブルに出して


「ははは…お義母さんは我が儘じゃなくて…寂しがりなだけだよ!」


「寂しがり…。」


何か胸を突かれた…。

ストーリーメニュー

TOPTOPへ