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君と描き始める未来に

第8章 親善旅行?

更に母さんは、煽ってきた。


「何よ~澄ました顔して!香織さんとイチャイチャ出来ないからって、場を盛り下げないでよ!」


「母さん…。」


流石に、おやじもたしなめてくれたが、お構い無しだ。


「だいたい、アンタ昔から可愛気ないのよ!甘えてこないし!何でも卒がなくて!」


カッチン!
いい加減、何なんだ!


「卒なく育てたの、母さんだろ!」


「アンタは、卒無さ過ぎんのよ!アンタだって、いつかは親になんだからね!」


「だから、何だよ!」


母さんは、一気に焼酎を煽り。


「それでも死ぬまで、私はアンタの母さんなの!」


訳が解らないんだけど!?


俺は、唖然としてしまったが、渡辺家はそんな俺たちを笑顔で見守ってくれていた。

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