テキストサイズ

君と描き始める未来に

第8章 親善旅行?

「じゃあ…少しだけ、いいかな?」


せっかくだから、お言葉に甘えちゃお。


「うん!」


香織も嬉しそうに、笑ってくれた。


「はい、どうぞ!」


「お願いします!」


正座する香織の太股に、頭を載せる。


男の夢だね!
願った事ないけど!


このシチュエーションだけで、妙にテンションか上がるし!


見上げると、香織が


「お疲れ様…。」


笑顔で、見下ろす。


「香織…。」


「ん~?」


「もうちょっと、顔を近付けて。」


「うん…。」


香織の首に手を伸ばして、引き寄せる。


「志信…。」


もう少しで、唇に触れそう…な瞬間、母さんの声が聞こえた気がして、止まる!

ストーリーメニュー

TOPTOPへ