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君と描き始める未来に

第8章 親善旅行?

旅館に行きチェックインを済ませ。


部屋に入りお茶を淹れてくれた仲居さんが戻っていくと、笑顔から素に戻り、バタンと畳に転がった。


上着をハンガーに掛けてた香織が、心配して寄ってくる。


「志信!大丈夫!?」


「う~ん。ちょっと、なんかドッと来た。」


「ずっと運転してたしね。」


香織が俺の頭を撫でる様に、髪を鋤く。


気持ち良いな…いつもは、俺がやってるけど、頭触って貰うのって安心するんだ。


小さい頃は、母さんだってやってくれてた…よな?


女の子より、男は触れて貰えなくなるのが早いから、触って貰えるのが嬉しいと、心理学か何かで聞いた事あったな。


「志信…膝枕しよっか?」


「えっ!本当っ!」


ヤバい!本気で心が踊る!

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