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君と描き始める未来に

第8章 親善旅行?

「あっち行くわよ~!」
「これも気になるわね!」


と、最後まで自由気儘に歩き回り、香織たちとも会えずじまいだった…。


俺…何しに、来たんだろう?


お昼も過ぎていたので、香織たちに連絡を取らないと…。


携帯を鳴らすと


『あっ!志信!今どの辺りなのかな?』


ジ~ン!


もの凄く、香織の声を久々に聞く様な気さえしてきた。


1日母さんと居ると、他の事がとても貴重な気がしてくる。


「今…天守閣辺りかな。香織たちは?」


『私たちは、コース終わって美術館の前に居るんだけど。』


やっぱり、早いな…寄り道なくスムーズに回ってるんだろう。


「分かった…美術館観ててよ。もうしばらくかかると思うから…。お昼食べててもいいよ~。」


『えっ!流石にそれは…大丈夫?』


心配してくれている…何とかしてたどり着くぞ!

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