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君と描き始める未来に

第8章 親善旅行?

まさか、こんな展開になるとは思わなかった! 


結局、香織から引き離されてる事には変わりないけど。


「母さん!どうゆうつもりだよ。」


「なにがよ!折角の久々の旅行だから、親孝行出来て嬉しいでしょ。」


ニッコリ微笑まれる…胡散臭い!


「散々、香織を独り占めして、いきなり今度は俺を隔離して、何の魂胆だよ!」


「使えない子ね!まだまだね~!」


はぁ~?訳が解らない。


母さんのスパルタは相変わらず、理不尽だ!


「私とあんたがいたら、板挟みで疲れちゃうじゃない!」


「そうかもしれないけど…。」


確かに一理あるが、母さんが我が儘言わなければ済むんじゃないか?


「けど?女々しいわね!あっちは、和やかに過ごさせてあげればいいのよ!今日は、1日私の言うこと訊いてればいいの!行くわよ!」


母さんはそう言い切って、スタスタとお城に入って行った。


はぁ…思えば二人きりなんて、学生以来かもな…。


「ちょっと、待って!」


観念して、母さんを追っかけて行った。

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