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君と描き始める未来に

第8章 親善旅行?

「あっ…ダメだよ…。」


「まだ…朝食まで時間あるよ。」


「でも…ひゃ!」


舌先を首筋から鎖骨に滑らせ、浴衣の襟に手を掛ける。


あぁ…思えばいつも開けない様に着せるだけだったな~。


やっと、脱がせられる…。


「香織…愛してるよ…。」


「志…信…。」


香織も腕を頭に、回してきた。


ハネムーンぽいぞ!
よっし!


「香織さ~ん!起きてるかしら~。朝風呂に一緒に行きましょう~!」


フリーズ!


な…母さん…本当に盗聴機とか、仕込んでるんじゃ…。


「は、はぁ~い!行きます!」


「マジかよ…。」


「志信…ごめんね…。」


「香織は、悪くないよ…。」


抱き締めながら、ガックリと項垂れた。

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