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君と描き始める未来に

第8章 親善旅行?

「あ…ごめん…。夢中になり過ぎた。」


香織は、呼吸を整え


「はぁ~。ううん…大丈夫だよ。」


コツンと頭を俺の胸に埋める、顔を擦り寄せる。


キュン!何々っ!?


「フワフワして、腰抜けそうだった…。」


ドッキン!
あぁ…押し倒したい!


でも、現実は甘くない…


「志信~いい加減にしなさ~い!このスケベ~!」


部屋から声が、飛んできた。


まさか、見てたのか!


ふぅっと、一息吐いて


「俺も、家を出てから殆ど家に戻ってないし、余り連絡をしてなかったしさ…今回は、有難い機会だったよ。本当に有難うな…香織。」


「志信…。」


微笑む香織の気持ちを無駄にしたくない。


三泊四日の我慢だと、自分に言い聞かせ部屋に戻った。

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