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君と描き始める未来に

第8章 親善旅行?

「ごめんね…運転ばっかりさせて…。」


「ぷっ!そこ~?」


「えっ!違うのかな?」


香織の気遣いは、焦らしプレイだよね。


「香織…キスしよっか。」


敢えて聞いてみると、案の定、真っ赤になってワタワタし出す。


「ここで!早く戻らないとまた何か言われるよ!」


言うと思ったけど、ちょっと寂しいなぁ~。


「しよ…。そしたら、今晩は我慢出来るから…。」


「志信…。」


半ば取引!


でも、香織は解ってくれてるよね…。


お互い目を伏せながら、顔を傾け唇を重ねる。 


やっぱり…気持ちにいいよな…君の唇は。


安心感が、身体に満ちる。


香織の腕が俺の背中に、しがみ付く様に回される。


「んっ…。」


漏れる声と、クチュっと舌を絡める心地好さに酔いしれる。


ずっと、こうしてたいな…。

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