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不器用なタッシュ

第4章 シエロ

焼きそばも食べ終わり、コンクールの傾向や近況とか話し、一段落した辺りで


「じゃあな。焼きそばご馳走さま!」


帰ろうとした、俺に


「嘉之、本当に帰るの!?ここまで来たら泊まりなよ!」


「……寝みい。帰って寝る。」


「ここで寝ていけばいいじゃ~ん!」


俺、帰りたいってメールしたよな…。


って、無視かよ!


「ヤらないよ…。」


「いいわよ、別にぃ。」


不敵に笑ってる。
ヤらないのに、一緒に居てどうすんの?


ん…こりゃ完璧セフレだな。


「分かったよ…。」


座り直すと


「良かった~!飲も飲も!」


やけにテンション高いな…。


「土屋…何かあったの?」


「別にぃ~!はいはい!乾杯~!」


土屋のペースに合わされて、缶チューハイを飲まされる。


そしてやっぱり、ヤル羽目になった…。




後々、この時の土屋の気持ちを同じく俺も思い知る…。

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