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不器用なタッシュ

第3章 高校時代

ドキン!


「倉持…。」


顔を近付けようとした、その時


「別れよう~!」
「はぁ?」


思わず声が大きくなる。 


「話し合わないしさぁ~。何かつまんないんだもん!」


つまんない…。


「じゃあ!バイバ~イ!」


倉持は、後腐れなくさっさとその場から消え去り、俺だけ公園に取り残される。


「つまんない…って…。」


措かれた状況が、まだ把握出来ない。


俺だって全然話が合わなくて、正直つまらなかった。


一方的に言われて納得がいかない。


次第に腹が立ってきた!


倉持から付き合う言っといて、何も受け入れ様としないで合わないから別れようだぁ~!


ふざけんな!


俺は、足下にある石を蹴飛ばした。

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