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不器用なタッシュ

第5章 『 好き 』?

「狭いけど、こないだ片付けたから酒くらいは飲めるスペースあるよ。」


そう答えると


「はい…。」


ん?何か考えてるみたいだな…いきなり部屋は急ぎ過ぎたか…でも、落ち着いて二人っきりになりたいし。


アパートに着いて、彼女を招き入れる


「上がって。」


「オジャマシマス。」


何か緊張してる?


まあ、俺もだけど…。


「適当に座って。チューハイでいい?」


「はい、じゃあグレープフルーツで。」


さっき買って来た中から、一歩渡す。


俺は、レモンにしとくか。


方膝立てて座り、缶を持ち上げると自然と笑いが込み上げ


「改めて乾杯。」


「乾杯です。」


そして、一気にチューハイを飲んだら、ホッとしてきた。

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