
不器用なタッシュ
第3章 高校時代
■□■□■□■□■□
ファーストキスも、倉持とだった。
12月のクソ寒い日、公園のベンチに座って、倉持の他愛ない話を相槌打って聞いていた。
俺の話は、マニアックな話しが多いから殆ど聞き流されている。
倉持の話しが一段落して、妙な間が出来た。
両手が冷たいのか口元で息を吐いて温めてる。
俺もズボンのポケットに手を突っ込んで、寒さに耐えていた。
何となく…お互いが、何かを待ち構える。
これ…このまま帰れない感じだよな…。
でも…寒いしな…。
倉持を見ると、向こうも上目遣いで俺を見る。
睫毛がしっかりカールされてて、それがちょっと可愛かった。
ファーストキスも、倉持とだった。
12月のクソ寒い日、公園のベンチに座って、倉持の他愛ない話を相槌打って聞いていた。
俺の話は、マニアックな話しが多いから殆ど聞き流されている。
倉持の話しが一段落して、妙な間が出来た。
両手が冷たいのか口元で息を吐いて温めてる。
俺もズボンのポケットに手を突っ込んで、寒さに耐えていた。
何となく…お互いが、何かを待ち構える。
これ…このまま帰れない感じだよな…。
でも…寒いしな…。
倉持を見ると、向こうも上目遣いで俺を見る。
睫毛がしっかりカールされてて、それがちょっと可愛かった。
