テキストサイズ

秘密の派遣業務

第43章 絆

紗江「今大丈夫?」

紗江の気遣う言葉に桐沢は微笑む。

桐沢「ああ、大丈夫だ。」

紗江「今…どこ?」

毎晩遅くまで走り回っている事を紗江は知っていた。

桐沢「家だよ。さっき戻ったんだ。」

紗江「そう…お疲れ様。」

優しい声に1日の疲れも取れる。

紗江「晩御飯食べた?」

桐沢「あーまだだ…」

まだ食べていない事も忘れていた。
忙し過ぎて食べる時間も惜しい。

紗江「良かった。」

紗江のホッとしたような声に…

(…良かった?)

桐沢は不思議に思った。

ストーリーメニュー

TOPTOPへ