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秘密の派遣業務

第43章 絆

紗江と桐沢が再会してから3ヶ月…

桐沢は蓄えた資金を元に1人で会社を立ち上げていた。
忙しくてなかなか会えない日が続く。

紗江もまた入社した会社で懸命に働いていた。



桐沢「…ふぅ…疲れた…」

自宅マンションに戻るとドサっとソファに座り込んだ。

軌道に乗るまではがむしゃらに頑張るしかない。
人を雇う余裕もないので、全てを自分でしなければならない。

桐沢はゆっくり立ち上がるとデスクに座り帳簿をつけ始めた。

しばらくすると、桐沢の携帯が鳴り響く。

桐沢「はい…」

桐沢の表情がフワッと緩んだ。

紗江からの電話だった。

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