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秘密の派遣業務

第42章 始まりの夜

桐沢「…買い物よりも…」

突然桐沢は真顔になると紗江を引き寄せその首筋に顔を埋める。

桐沢「……先に…いいか?」

その言葉に紗江の心臓はドキンと跳ねる。

紗江「…え……えっと……うん…」

桐沢はホッとしたように紗江の頬を撫でるとそっと唇を重ねた。

久しぶりに重なった唇は優しく軽く触れ合い…

チュッと音を立てて離れた。

唇に柔らかい温かな温もりを感じて紗江の目が潤む。

それを見た桐沢は吸い寄せられるように直ぐにまた唇を重ねた。

軽く触れるだけのキスが次第に深く甘くなっていく…

ドキドキして…身体は震えていた。

桐沢「…紗江…」

紗江「…直哉…さん…」

紗江が言葉を発する為に開いた唇に桐沢は素早く舌を入れて紗江の舌を絡め取った。

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