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最初で最後の恋

第22章 現実と向き合う

「この駅」


蓮に言われて降りた駅は、都会の割りには質素な感じ。

田舎の大きな駅ってイメージかな。


エレベーターはなく、エスカレーターか階段で改札に行く。

改札口を出ると、周りは静かな街並みだった。
もっと東京って、わちゃわちゃしてるイメージだったけど。


「東京って言っても、大通りからは少しはずれたとこに住んでたから」


補足して蓮が説明してくれた。


そっか。


ここで蓮は、お母さんと………



駅から歩いて10分くらい。



気づけば、目の前には大きなビルがあった。

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