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ふわふわ堕天使のスルメイカ

第25章 聖なる夜に・・・・・ 2

「光…?」


真っ直ぐ私の目を見つめ返しながら、じっと私の想いを聞いてくれてる光。


そんな光に今日、1番伝えたかった事をきちんと言おう。


「ん?」


きちんと、心に届くように伝えよう。



「今まで、本当にありがとう」



泣きそうな時、突然空から降って来た光。


初対面の癖に何で毒ばっか吐くんだろ!!

って凄く不愉快だった。

綺麗な顔して性格悪い奴だなー!

って心底思った。



…だけど、今なら分かる。


私が泣かなくて済むように、わざと汚れ役をしてくれたんだろうな。

って事。



―――それだけじゃない。



決まって泣きそうな時は必ず光が居てくれた。


泣いてる時も、光が居てくれた。


拓ちゃんの事も光が居たから…。





「落ち込んでる時、泣きたい時。哀しい時。


いつも傍に居てくれてありがとう」




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