
ふわふわ堕天使のスルメイカ
第25章 聖なる夜に・・・・・ 2
自分の気持ちなのに答えなんて安易に出せなくて。
自分の事なのにさっぱり分からなくて苛々もした。
迫る期限にも焦りもした。
「考えても、光の事…どう想ってるのか分からなくて。
真剣に気持ちを伝えてくれた光に、私もちゃんと真剣に考えて答えを出したかった。
でも、なかなか出なくて、そんな自分が凄くもどかしくて……。
だけど、」
「………だけど?」
“黄と赤の世界”に視線を向けてた光が、ゆっくりと俯き気味で話してた私の方へ向いて
「だけど、何?」
首を傾げて、ふわりと柔らかい微笑みを浮かべた光。
その表情がバックの黄色一色で埋め尽くされた銀杏の木々と凄く調和して綺麗で……。
私は顔を上げて、光の目を真っ直ぐ見つめて。
両手に力をグッと入れ、想いを伝えた。
「その笑顔を見て…」
「え?」
2週間前。
光をたまたま偶然見つけた、あの日。
光の横顔が見れて嬉しかった私。
本当に…
自分でもビックリするくらい嬉しかった。
自分の事なのにさっぱり分からなくて苛々もした。
迫る期限にも焦りもした。
「考えても、光の事…どう想ってるのか分からなくて。
真剣に気持ちを伝えてくれた光に、私もちゃんと真剣に考えて答えを出したかった。
でも、なかなか出なくて、そんな自分が凄くもどかしくて……。
だけど、」
「………だけど?」
“黄と赤の世界”に視線を向けてた光が、ゆっくりと俯き気味で話してた私の方へ向いて
「だけど、何?」
首を傾げて、ふわりと柔らかい微笑みを浮かべた光。
その表情がバックの黄色一色で埋め尽くされた銀杏の木々と凄く調和して綺麗で……。
私は顔を上げて、光の目を真っ直ぐ見つめて。
両手に力をグッと入れ、想いを伝えた。
「その笑顔を見て…」
「え?」
2週間前。
光をたまたま偶然見つけた、あの日。
光の横顔が見れて嬉しかった私。
本当に…
自分でもビックリするくらい嬉しかった。
