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。+゚僕は君に恋をした。+゚

第41章 小野寺さんと橘さんと俺と先輩

「人の香水勝手に使って忘れたはないだろ?」

「うっ‥」

そらそうだ‥

日高の香水勝手に使ったのは俺

そう言われて当然なのも俺

言葉の選択をミスった俺

「ごめん‥」

先輩が‥素直に謝った

けど‥どうして使ったのか訳を聞きたい

「そんな事聞いてない。いつなんだよ?何で使った?」

日高怒ってる?
怒らないでくれよ‥寂しかったんだ

「お前が‥入院した時‥その‥」

俺が入院した時?

先輩寂しかったのかな‥

「寂しかったの?」

「‥‥‥‥‥」

「俺も寂しかったよ」

俺が何も言わないのにわかってくれた


あの時日高も寂しかったってわかって少し嬉しい

「もう‥一人は‥嫌だからな」

普段自分の気持ちをあまり言わない先輩が素直な気持ちを俺に告げた

「そうだね。もう一人にしないから」

先輩の身体を後ろからふわっと抱きしめキスをした‥唇冷たい?


日高の暖かい優しい口づけ
日高の体温を感じる背中

日高の‥‥。

「って!お前っどこ触って」

「先輩冷たい」

「やめっ‥隣には背高ノッポいるんだぞ!っ」

服の中に手を忍ばせ体温を確認した

やっぱり先輩の身体冷たい

「触んな‥っておいっ!?」

聞いてんのか?!弄んなっ!また身体が‥

「暖めてあげるから来てっ」

「おいっ!ちょっと待てっ」




「‥‥‥‥‥」

この状況は何だ?

「もっとしがみついていいから」

これじゃ水浴びた意味がない

日高に服脱がされてベッドの中裸の日高に包み込まれている俺

もっとってしがみついているのはお前だ

俺じゃない!

淡々と脱がされたにしても素直にベッドで抱きしめられている俺って一体‥

「これは何だ?」

「何って暖めてるんだろ?」

俺は卵じゃねー暖めても孵化しねーっ
って冗談考えてる場合じゃねー

鮫島先輩が裸で先輩を抱きしめたのがわかった
温くなっていく先輩の身体

「何で冷たいの?」

「ぅ‥それは‥その」

「何で?」

だから‥それは‥その‥。

だけど‥隣には

コイツ体温高いから気持ちいいな‥

だけど‥
やっぱ湯たんぽみてぇ‥

まるで雛になった気分

って微睡んでる場合じゃなかった

「いい加減離せって!」

「何で??」

何で何で?っていちいち説明がいるのかよっ

だから隣には

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