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。+゚僕は君に恋をした。+゚

第41章 小野寺さんと橘さんと俺と先輩

「ごちそうさまでした♪」

楽しい夕食も終わり鮫島先輩が一人一人に紙とペンを渡してきた

「何書くんだ?鮫島?」

「してほしい事書いてくれ♪」

「してほしい事ってなんだよ?」

「例えば?」

橘さんも聞いてきた

「例えば‥そうだな?恋人にしてほしい事とかさ♪」

「恋人?」


「別に恋人じゃなくてもいいんだけど‥とにかくしてほしい事書いてくれ♪書いたらここに入れてくれ」

真ん中に置いた空のティッシュの箱をポンポンと叩いた鮫島先輩


皆不思議そうな顔しながらもペンを持って紙に書いていく



先輩は何書くんだろ‥

横目で先輩の紙を覗こうとしたら肩で隠した先輩

俺にしてほしい事書いてるのかな?

チラッと先輩が俺を見たから目をそらした俺

でも気になる…

また先輩の紙を覗こうとしたらおもっきし背中で壁を作られた

なんだよっ見せてくれてもいいじゃんケチ!

俺何書こう

してほしい事してほしい事

スラスラ紙に書いていく日高

書く手が止まらない?
なんだよっ何書いてんだよ!?

俺の事か!?

気になって気になってチラッと覗こうとしたら堂々と見せてきやがった

「見せんなよっ!」

俺は先輩みたいにケチじゃないから見せたんだろ!

見せたら見せたで紙に手を当てて横向いた先輩

なんだよ‥。


皆書いて空のティッシュの箱に入れた紙

「ご協力ありがとうございました~♪」

ニッと笑った鮫島先輩がティッシュの箱を持ちかかえ込んだ

「ご協力ありがとうございましたって何ですか?」

「罰ゲームだよ罰ゲーム(笑)」

「は?お前買いに行ったんじゃねーのかよ?!」

「いいのなかったから手作りにしたんだ♪明日お楽しみに~♪行くぞ河辺(笑)」


鮫島にしてやられたっ!

せっ先輩そんなにしたらペンが折れるからっ

やっぱり俺の事書いてたんだな‥

何書いたんだろ‥

もしかして抱っこ?
それともキス?
それとも‥‥。

ヤバい顔が緩んでしまう♪
「日高コーヒー!」

「は~い♪入れてきます♪」

何がは~い♪だバカ‥


「橘さんは何書きました?」

ニコと俺に話しかけてきた小野寺さん

「おっ小野寺さんは?」

「またですか?私が聞いたんですよ橘さん(笑)」


「小野寺さんが先に言ってください…」

「橘さんが先に」

‥‥‥‥。

‥‥‥‥。

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