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。+゚僕は君に恋をした。+゚

第40章 芽生え始めた小さな恋の花

「それ名案だな♪さすが俺の弟!頭が冴える(笑)」

「先輩は調子がいいな」

「調子?俺はいたって健康だぞ!健康優良児だ♪」

意味が違うって‥

弟?

「弟って?兄弟だったのか?」

今更橘さんが聞いてきた

「えっ!!橘さん知らなかったのか?」

「なつ兄って言ってるのは日高君が先輩って言うみたいに立場上の事だと思ってた‥」

橘さんって天然か?

「それよりさ♪小野寺さんに前日から泊まってもらったらどうって僕の案は?橘さんも2倍幸せになれるでしょう♪どうかな?」

2倍幸せになれる?

「それって‥どうゆう‥」

やっぱり天然らしい橘さん

「好きな人と長く一緒にいられるって事だろ?橘さん(笑)」

好きな人と‥

ボッと火を噴いた橘さんの顔

「日高君そんなっはっはっきり言わなくてもっ」

ほっぺたに手当てて恥じらう橘さん

かわいい(笑)

小野寺さんもこうゆうところに惚れたのかな…?

「それよりレンタカーか新幹線‥」

皆それぞれ好きな事を話し始めた

あっ小野寺さんに土地買えた事言うの忘れてた!

「日高?どうした?」

「小野寺さんに言うの忘れてたんだよ!」

「何を?」

「‥‥‥‥」

わかっていない先輩

まぁいいか‥

土地買えた事伝えるついでにどこの建設会社に頼めばいいか小野寺さんに相談してみよう♪


とりあえず小野寺さんには前日から泊まってもらう事になりそれぞれ戻った部屋

「日高?」

「何?先輩?」

先輩がぼふんとベッドに腰かけた

「あの‥」

「何?」

俺も先輩の横に腰かけた

「家なんだけどさ‥」

家?

「俺らの家の事なんだけどさ‥前みたいにアパート建てねーか?」

「アパート?」

うんと小さく頷いた先輩

「せっかく同じ場所に建てるんならあの頃の思い出も蘇るようにしたくねーか‥?」

先輩‥

「それに」

「先輩!」

俺がまだ言おうとしてるのに抱きついてきた日高

「バカッまだ話終わってねーよ」

「このまま聞く‥」

ぎゅっと抱きつかれたまま話すって変な汗が出そうな俺

「家主になれば少しでも生活費の足しになるだろうし‥いつクビ切られるかわからない社会だし‥老後の為にも‥その‥」

もじもじした先輩

「先輩‥そこまで考えてたのか」

「当たり前だろバカ!土地買っただけで浮かれてるお前とは違う!」

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