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。+゚僕は君に恋をした。+゚

第40章 芽生え始めた小さな恋の花

しばらくして目を覚ますと手を握ったまま側で眠っていた小野寺さんがいた

「小野寺さん‥好きです」

優しく小野寺さんの頭を撫でた時

ジー‥

また覗いていた亀達

「何!!?勝手に人の部屋覗くな!!」

大きな声がしてびっくりして起きた俺

「あっ小野寺さんすみません!君達向こう行ってなさい!」

君達?

振り向けば部屋の扉の柱からずらっと縦に並んだ顔

「ご飯まだ~ぁ?」

「ナンパ野郎腹減った」

「橘さん飯まだ?」

「(グーキュルル‥)」

クスクスクス‥

小野寺さんが口に手を当てて笑った

「今すぐ作るから向こう行ってなさい!」

パタンと閉められた部屋の扉

「ったく‥」

「橘さんあの子達のママみたいですねクス」

ママ?

「私はっ別に‥そんなんじゃ‥」

「面倒見がいいって事ですよ立てますか?」

小野寺さんが手を差し伸べてくれた

重ねた手と手

「そういえば橘さん?貝殻とか集めているんですか?」

あっそうだ!
ポケットに入れた貝殻潰れていたらどうしよう!

橘さんがポケットに手を入れて出した貝殻2つ

「良かった‥」

潰れずに綺麗なままあった

「それどうするんですか?」

どうするって‥

照れた橘さんが小さく言った言葉がちゃんと耳に届いた俺

「嬉しいですよ」

小野寺さんが嬉しいと言ってくれた

部屋から出た俺たちを待っていた者

「遅いから出前注文したからなナンパ野郎!」

「遅いって今の今だろ!!」

「何かとお取り込み中だったんだろう?(笑)」

「鮫島君!!!」

「僕もしたいーっ」

「河辺後でな(笑)」

「////////」

日高君照れずに何とか言ってくれ

「そういえばナンパ野郎?魚がどうとか言ってたよな?」

あっそうだった!

「小野寺さんと高場さんと釣りして釣ってきたんだよ♪」

皆一斉に釣り!?と応えた後天ぷらがいい♪と言った

「天ぷら?けど‥」

「確か小魚7匹とワカメ少しでしたね」

「7匹だったら丁度いいじゃん♪寿司くる前に1匹づつ食おうぜ♪」

「お寿司頼んだのか?じゃワカメで味噌汁作るから」

キッチンに向かった俺

キッチンで味噌汁作る橘さん

そんな橘さんを見て思った

《‥一緒に暮らせたら‥》

そんなに見られたら作りにくいから小野寺さんっ

けど一緒に暮らすにはまだ早い‥か‥

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