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。+゚僕は君に恋をした。+゚

第40章 芽生え始めた小さな恋の花

なんだよっ!!日高のヤツ!

「日高っ?お前も悪いんだぞ!はっきりしないから!」

振り向きもせずトボトボ前を歩いていく日高

「聞いてんのか!?おい!!」

クソ!
俺は携帯を取り出した





プルプル♪プルプル♪

携帯が鳴った

‥‥‥‥。

振り向けばかなり遠くの方でぼーっと立ってる先輩がいた
何でそんなに離れて

「何してるの?」

『鼻の穴かっぽじってよーぉく見ておけっバカ!』

よーく見ておけって何を?

鼻の穴かっぽじって?

耳の穴だろ?

見ておけじゃなくて聞いておけだし‥

ってか何しようとしてるんだ先輩?

ずっと遠くからあっかんべ-ぇして物凄い勢いで先輩が走って行く

どこ行くんだ?何するんだ?先輩!?

俺は先輩の後を追いかけた



ピンポーン♪

「いらっ‥《またあの客か‥》」

「ぶっけ」

「先輩っ!!早まるなっ!!」

はぁ?
早まるなって何?!

「離せっ!!俺が決めてやるから鼻の穴かっぽじってよーぉく見ておけ!!」

「耳だろバカ!!」

バカ?

「お前バカって言ったのか?あー?先輩に向かってバカって言ったのか!?」

「ことわざ知らないのに使うからだろ!?」

「うるさい!離せっ離せっ!」

店の入り口で喧嘩始めた変な客

「営業妨害で警察呼びますよ」

お店の人が物凄い剣幕で出てきた

「警察だー!?頭おかしいんじゃねーの?!俺と日高は土地買いに来たんだっ土地!!」

言えた?
ヤッター!俺言えた♪

「土地?子供が土地なんか買える訳ないだろ。さぁ帰った!帰った!」

しっしっされた俺と日高

「子供だとぉ!『おい‥お前っ表出ろ!!』」

日高?

「ちょっ‥日高?落ち着け‥な?」

「先輩は黙ってろ!!」

日高の肩に手をやった手を払いのけられてしまった俺

日高が店員の肩掴んだ

「警察呼んでくれ!」

表出ろと言われた店員が店の中の店員にそう言った

「警察?わかった!」

いやいや!ちょっと待ってくれっ

俺は中の店員の腕を掴んだ



スリスリ手をこすりながら奥のVIPルームに案内され俺達にケーキとコーヒーを出してくれた店員
「先ほどは大変失礼致しました♪一括現金払いでしたか♪」

俺が話しをつけ日高の鞄から銀行から引き下ろしたばかりの紙袋をボン!と置いたら態度が一変したコイツら

先輩が全てやってくれた

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