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。+゚僕は君に恋をした。+゚

第38章 その後

背高ノッポはナンパ野郎を助けてくれて、そのせいで肩痛めて‥

肩?

「あっそうだ!肩見して!」

先輩が小野寺さんのシャツのボタンに手をかけた

「大丈夫だから」

なつめ君の手首握ったらすごく細くてしなやかで

まるで女性の手首握ったみたいだった

「大丈夫な訳ねーだろ?見してみって」

なつめ君が真剣な目をして言うから圧されて離してしまったなつめ君の手首

ポチポチポチ‥

ボタンが一つ一つ外され露わになった小野寺さんの肉体

「っ‥す‥‥!!?」

「‥‥なつめ君?」


すっ‥すげー筋肉!!

金属バットで叩いたらバットの方が凹むんじゃね?!ってぐらいのガチガチの筋肉‥

少しだけ
少しだけなら触ってみてもいいよな‥

そーっと手を忍ばせて胸の筋肉触ろうとしたら

「先輩?何してんの?」

ギクッ!!
日高っ

「いや‥これは‥その」

先輩の肩越しから見えた小野寺さんの左肩

「えっ!?小野寺さん!全然大丈夫じゃないじゃん!先輩どいてっ」

「うわっ!!押すなっ」

小野寺さんの左肩は赤く腫れ上がっていてズレた感じに見えた

「とにかく湿布貼って固定しなきゃ!」

固定?

「日高?固定って‥」

「一樹大丈夫だからっつ!」

背高ノッポが辛そうな声出した

「ひっ日高も前肩痛めた事あるからアイツに任せてたらだっ大丈夫だから」

肩痛めたって一樹がか?

湿布とシャツを持って戻ってきた日高

「小野寺さん痛かったら言ってね…腕曲げたまま止めて」

「一樹肩大丈夫なのか?」


「肩?俺はもう平気それより小野寺さん」

手当てしていく日高

「できたよ痛くない?大丈夫?」

「ああ。すまないな」
シャツの袖を首に結びつけ三角形になった背高ノッポの左腕

「小野寺さん無理したらダメだよ。ちゃんと言わなきゃ‥たぶん脱却してると思うから明日病院行った方がいいね」

俺が看病してたハズが手当てされるなんて情けない‥

「あの~‥」

「アンタまだいたのかよ?」

まだいたのかよって厄病神みたいに言わないでよっ

「熱下がったんだろ?橘さんにベッド返して帰れよ。なっちゃんら寝るとこないんだからよ」

なつめさんらの寝るとこがない?らって何?

「先生は?」

「なっちゃんとひっ‥ひっハックションッ!んの部屋のベッドで寝てる」

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