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。+゚僕は君に恋をした。+゚

第36章 ついに来た!桜木大学最大のイベント桜木祭

ゆっくり離された密着した身体

「では、ベールを捲って誓いの愛の口づけを‥」

日高が俺のベールを捲る

《ちょっと待て!皆見てるっ》

《愛の口づけだよ‥誓いの¨》

優しく優しく俺のほっぺたに日高の手が触れ 

誓いの口づけを交わした

キャー♪わー♪
おめでとう♪
お幸せに~♪

鳴り響く大勢の人達の祝福の声と拍手

はっ恥ずかしぃっ

「先輩♪行こう♪」

行こうってどこに?

そのまま体育館の外に出たら

タクシーが止まっていた

タクシー?

キョトンとした先輩

「俺が予約したタクシー。タクシーでごめんな(笑)」

タクシーなのはいいけどよ‥

「この格好のままでタクシーに乗るのか!?」

「うん♪」

うんって‥

「俺はっ」

グイッと日高に引っ張られて乗ってしまったタクシー

白いタキシードと純白のウェディングドレス来た2人を乗せたタクシーが走り出した

信号で止まる度に道行く人達がじろじろ俺達を不思議そうな目で見てくる

「恥ずかしぃなこれっ」

先輩かわいい(笑)

そんな先輩の手を握った

「皇族の人達が結婚式の時に乗る馬車みたいだね♪」

馬車?

「お前‥タクシーだろ?」

「‥‥‥‥」

ここはそうだねと言えよ




目的地に着いたタクシー

「ここは?」

「さぁ♪行こう♪」

質問に答えろよっ

ベルボーイの人がやってきて床が大理石か!?ってぐらいピカピカ光ったロビーを歩くと
先輩の為に用意した部屋に案内してくれたベルボーイの人

ガチャ♪と開いた部屋の扉

「うわ~♪すげー!!」

すげー?みたいな顔したベルボーイの人

おっとヤベー。

「何かありましたら何なりとお申し付け下さい。ごゆっくりお過ごし下さいませ」

閉められた部屋の扉
本来なら壁であるはずが一面窓になっていて綺麗な景色が一望できた

広すぎる部屋にふかふかのベッド

置かれていた家具は皇族貴族達が使うような立派な物ばかり

まるでお姫様になった気分だった

「日高?高かったろ‥」

日高に話しかけたはずの日高がいない?

ジャー‥♪

聞こえてきた水の音

「日高?」

バスルームでお湯を張っていた俺

「先輩♪来てみろよ♪」

何だ?

日高の元まで歩いて行くと

見えた金色の猫足?

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