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。+゚僕は君に恋をした。+゚

第36章 ついに来た!桜木大学最大のイベント桜木祭

笑い声がこだました体育館

「ゴホン!静粛にっ」

この声はさっ鮫島?!
鮫島が胸ポケットから何やら取り出した
取り出したボールペン?で横に立ってあるポールの頭を叩いた

コンコン♪チンッ!

「ぶっ(笑)」

「先輩っ」

チン!だってよ(笑)

「今から日高一樹君と相川なつめ君の結婚式を執り行います」

向き合うように鮫島に手で合図され向き合った俺と日高

「一樹君となつめ君2人は今結婚しようとしています。この結婚に正当な理由で異議のある方は今申し出てください。異議がなければ今後何も言ってはなりません」

誰も何も言わず静まり返った体育館内

「一樹君あなたはなつめ君を健康な時も病の時も富める時も貧しい時も良い時も悪い時も愛し合い敬いなぐさめ助けて変わることなく愛することを誓いますか」

日高が俺の目を真っ直ぐ見つめた

「はい。誓います」

「なつめ君あなたは一樹君を健康な時も病の時も富める時も貧しい時も良い時も悪い時も愛し合い敬いなぐさめ助けて変わることなく愛することを誓いますか」

恥ずかしそうに俺の目を見た先輩

「ちっちか誓いますっ」

「あなた方は自分自身をお互いに捧げますか」

「はい。捧げます」

「さっ捧げ‥さっ捧げますっ」

先輩どもりすぎっ

「では指輪の交換を行います。指輪は丸くて終わりがないことから永遠の愛を意味し貴金属でできていることは永遠に価値のあるものを意味する‥‥らしいです」

らしいですって鮫島?

「一樹君あなたはこの指輪をなつめ君に対するあなたの愛のしるしとして与えますか」

「はい与えます」

「なつめ君あなたはこの指輪を一樹君のあなたに対する愛のしるしとして受け取りますか」

もう勘弁してくれっ

「受けっ受けっうっ」

《先輩大丈夫だからゆっくり落ち着いて》

日高が小さな声で背中を押してくれたから言えた言葉

「受けとりまっす!」

ハッ!!
俺指輪なんて用意してねーじゃん!!
どうすんだよっ!?!!

その時日高がくるっと向きを変えて体育館内を見渡した

俺は大きな声で先輩への愛を誓った

「俺はなつめを幸せにします!皆がその証言者だ」

また日高が俺の方を向いた

「愛してるよ」

嵌め込まれた指輪

わー♪と歓声に湧いた体育館内

「先輩!♪」

ぎゅ~っと抱きしめられた

いっ息できねーって

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