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。+゚僕は君に恋をした。+゚

第36章 ついに来た!桜木大学最大のイベント桜木祭

本当に皇族貴族の屋敷かよ‥!

「先輩‥脱いで」

「ぬっ脱いでってお前っ」

クスっと笑った日高

「ウェディングドレスのまま1日過ごすの?(笑)」

あっそうだった!

目まぐるしく次々起こるありえない事にすっかり自分の姿を忘れていた俺

「脱ぐよっ!脱ぐけど手伝ってくれ」

先輩がウェディングドレスの後ろのチャックを引っ張ろうとするも下ろせないみたいだった。

「先輩‥綺麗だよ‥あっ!写真撮ろうよ♪」

ウェディングドレス姿の先輩は誰にも劣らず美しかった

えっ!!写真!?

「本当の結婚式は俺が卒業してからだけど記念に写真撮ろう♪?」

本当の結婚式?
卒業してから?

頭の中が?でいっぱいになる俺

「ほら♪先輩ハイ!チーズ♪」

「えっちょっ日高?!」

カシャッ♪

携帯のシャッターを押した日高

「これ先輩にも転送してあげるからお揃いで待ち受けにしようよ♪」

バッバカ言うなっ
こんな恥ずかしい姿待ち受けなんかに出来るかよっ

「ほら♪?先輩すげー綺麗に写ってる♪」

携帯の画面を俺に見せた日高

うわ‥これ‥俺!?

自分で言うのも何だけどすごく綺麗だ‥った。

けど‥

「日高‥もう一枚撮ろう?」

えっ?

「だからもう一枚撮ろうって!」

「何で?綺麗じゃん♪」

きっ綺麗だけど

「しっ‥幸せな顔して撮りたい‥からっ」

ボッと赤くなった先輩の顔

「幸せになろうな先輩」

日高が俺の肩に腕をまわしニッコリ笑って取り直した2人の記念写真

「先輩疲れたろ?ゆっくり湯船に浸かってきなよ?」

「日高は?」

えっ!?

「日高は疲れてないのかよ?」


「‥‥‥」




ザッブーン♪

小さな猫足のバスタブに丸まって2人で入ったお風呂

アパートで身を寄せ合って入ったお風呂を思い出す

「日高?」

「何?先輩?」

先輩がゆっくり話し出した

「俺達は部屋に鍵とかない方がいいな‥風呂も小さめの風呂がいい‥」

先輩‥あなたって人は

無邪気でサラッとそんな事言ってくれて可愛くて愛おしくって

「そうだな先輩」

その後身体洗いっこして高価なソファに座ったら日高が部屋の電話でどこかにかけていた

何してんだ?

戻ってきた日高

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