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。+゚僕は君に恋をした。+゚

第36章 ついに来た!桜木大学最大のイベント桜木祭

「なつめちゃん♪少し休憩してくれていいよ」

客いねーとこではなつめちゃん言うなっ

「ふー。」

つっ疲れた‥

今何時だっけ?

日高とお揃いの腕時計を見ると15:30だった

うわっギリギリじゃん!!

休憩入っていいよ♪って言われなかったら危うく約束の時間を過ぎるとこだった

危ねー危ねー‥

体育館に急いで向かった俺

体育館に近づくにつれて何だか体育館からキャー♪キャー♪と女の子達の黄色い声と大音量の音楽が流れてきた

「何だ?」

人混みをかき分けて中を覗くと

ん?レッドカーペットの上で回ったりポーズとってるヤツって‥

‥っ?!日高?!

モデル歩きしてやがる‥

「ちょっとすみません‥」

中に中に入って行った俺

レッドカーペットの先端まで歩いて行くとチアガール姿の先輩がキャー♪キャー♪騒ぐ女の子達に挟まれて歩く俺をぼ~っと立って見ていた

「‥‥!?!」

今日高と目が合った!?

日高の口元が縦に開いて口閉じてまた開いて最後はニッと笑って投げキッス?

誰に投げキッスなんかしてんだよっ
あんにゃろう!
周りでキャー♪キャー♪騒ぐ女子共にしたんじゃねーだろうなっ

‥‥‥。

アイツ何て言ったんだ?
自分も同じようにやってみた
せ‥?
ん‥?
ぱ‥?
い‥?


せっ先輩?!

先輩って言って投げキッスしたのか?
バッカじゃねーのアイツ!

けどキラキラ輝く日高カッコ良くてまるで遠い存在に思えた

女子共がキャー♪キャー♪騒ぐのもわかる気がした

最後は生徒全員が出てきて会場に手を振りながら歩いて行く
日高が俺の前を通り過ぎようとした時

「先輩来て♪」

キャー♪キャー♪

「ちょっちょっと日高っ!?」

日高がキャー♪キャー♪騒ぐ女子共をよそ目に俺の手握って体育館の外に連れて出た

「何だよっ?つか寒みーんだけどっ!!」

超短けーヒラヒラスカートで生足な俺

ガタガタ震える俺の足

「先輩‥中に入って」

中?えっ車の中?

体育館の外にはバスか!?ってぐらいデカイワゴン車が止まってあった

車体には-LoyalPrinceHotel-と書かれてあった

何て読むんだ?
俺英語わかんねー‥

「お待ちしていました。さぁ♪入って下さい♪」

車の中から出てきた人

「先輩♪」

日高が俺の背中押した

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