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。+゚僕は君に恋をした。+゚

第36章 ついに来た!桜木大学最大のイベント桜木祭

俺は先輩と別れてある人物の元へ向かった

それは教授の部屋

もしかしたら火事の原因は教授と先輩の間にまだ何かあるのかも知れない俺の感と先輩が卒業するまでに俺の中で終止符をうちたかった。

コンコン‥

「誰かね?入りたまえ」

ガラッ‥

「失礼します」

日高君!?

後ずさった教授

「そんなに怖がらなくてもいいじゃないですか?教授‥」

じわりじわり近寄ってくる彼

「私は別にっ」

バン!と壁に手ついて私を取り囲んだ

「教授?アパートに火つけたのはアンタか?」

まどろっこしい事は聞かず単刀直入に聞いた俺

「火?何の事だね私は何も知らん!」

知らない?

「アンタが俺と先輩の住むアパートに火つけたんじゃないのか?」

「なつめ君と一緒に住んでいたのか?火事にあったのか!?」

何も知らないのか?

「教授?体育館4時来て下さい」

「体育館?金ならないぞっ」

「金なんかいりませんよ教授に見せたい物があるんです。必ず来て下さい。それじゃ失礼します」

「‥‥‥」

私に見せたい物?何だ?

教授室を後にして後は小野寺さんが来てくれるのを待つだけだな‥

俺が体育館に戻ると体育館内の雰囲気はガラリと変わっていた

体育館内に一本の長いレッドカーペットが退かれていて
その周りを紐の付いたポールが立てられていた
観客席の椅子の上にはキャンドル?

「上島~?キャンドル何か何に使うんだっけ?俺知らねーけど」

前で作業していた上島に聞いた

「あ?さっき黒いロングコート着た人が並べてくれって言ってたから」

黒いロングコート?
小野寺さん!?


俺は体育館を後にして小野寺さんを探した

桜木祭には一般の人が沢山いて探すのに苦労した俺

ぐるっと校内を探してふと窓の外を見たら‥いた!

校庭のベンチで座っていた小野寺さんと高場さんに‥鴨倉さんにおじいさん?!

皆来てくれたんだ‥

ジワ~と涙がこみ上げてきて熱くなる目頭
目頭を手の甲で拭いて皆の元へ走って向かった

「あっ日高の兄貴♪」

高場さんから声かけられてしまった

「皆さんありがとうございますっ!それに小野寺さん‥」

ベンチから立ち上がった小野寺さん

黒いロングコートが風に靡く

「一樹しかと目に焼き付けるからな♪」

「はい!」

俺が桜木祭でしたかった事それは‥

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