テキストサイズ

。+゚僕は君に恋をした。+゚

第35章 先輩‥ごめんね‥

「姉貴?衣装どこにあんだ?」

「あ♪そっちの部屋の中」

姉貴が指差した方の部屋を開けると

すごっ!なんじゃこりゃ!?

貸し衣装屋か?ってぐらいズラリと並んだ派手な衣装や装飾品

「なっちゃん来いよ♪」

えー嫌だな‥

言われるまま足を運んで中に入った俺

目がチカチカした

「どれにする?」

鮫島は並べられた衣装を一つ一つ見ながら選んでいた

あっ‥

俺の目に飛び込んできたのは白いふわふわのドレスだった

俺は男だけどこのドレス見た時思い出した

日高と結婚してどちらかが女だったら日高みたいな子供がいて‥きっと幸せな暖かな家庭が築けるんだろうな‥って思った事があった事を

「なっちゃん?」

相川が白いふわふわのドレスをずっと見ていた

「着てみるか?」

えっ!

「バッバカ言うなっ!俺は男だ!!おっ俺コレにするっ!」

相川が無造作に手に取った物

「あっいいねー♪すげー萌える♪」

ブレザーの短いセーラー服
AKB48みたいなチェックのフリフリスカート

なんじゃこりゃ?
女子高生じゃん!?

「やっやっぱ‥やめるっ」

こんなの着れねー!!
パッパンツ見える!
恥ずかしすぎるっ

「紅茶とケーキ入ったわよ♪」

姉貴と河辺が部屋にやってきた

「うわ~♪すごい衣装だらけ♪」

うふ♪と笑った鮫島先輩のお姉さん

「私若い頃キャバ嬢してたからそこのお店毎月一回仮装してお客様をおもてなししてたのよ♪変わってるでしょう(笑)」

へー!お姉さん美人だから何でも似合ったんだろうな‥

「河辺も着てみるか?(笑)」

鮫島先輩が俺を手招きした

「それよりケーキと紅茶♪冷めちゃうから先に食べたら?」

「あっそうだったな‥(笑)河辺後で選んでやるよ♪行こうぜ」

鮫島と河辺それに鮫島の姉貴がいなくなった時

あのドレスをまた手に取った俺

ドキドキする俺の心臓
鏡に合わせようとした時

「なつ兄?早くおいでよ…」

ひょっこり顔を出した河辺

えっ‥兄さん

「あっすぐ行くからっ!」

何してんだ俺!?

別にウェディングドレス着たい訳じゃない

俺は男だ!!

男なんだ!

日高と結婚したらとか考えてたから‥

つい‥

そうだ‥そう‥

日高と結婚したら‥
男同士結婚なんか出来ねーのによ‥

ストーリーメニュー

TOPTOPへ