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。+゚僕は君に恋をした。+゚

第35章 先輩‥ごめんね‥

「美味しい!!」

一口ケーキを口に入れた河辺が目を丸くして言った

「うふふ♪嬉しいわ♪今回はリキュール効かせてあるから少し大人な味ね♪」

リキュール?ってかブランデーみたいな濃い酒の味がする‥

チョコレートとマッチして確かに旨いけどよ‥

河辺を見たらほんのりピンク色にほっぺたが染まっていた

「姉貴‥リキュールって嘘だろ?」

耳元で間違えた事を聞かれないように言ったら

「え?」

慌てて確かめに行った姉貴

ケーキに使うリキュールとウィスキーが並ぶ棚を見ると
ブランデーを使った形跡が残されていた

「あっ!」

小さいけど聞こえた姉貴の声

やっぱり間違えたのかよ(笑)

「河辺大丈夫か?」

ポーッとピンク色のほっぺたを俺に向けた河辺

やっべーすげーかわいいっ

「何が?僕おかわり欲しい♪」

止めとけ!って言おうとしたら姉貴が戻ってきた

「美味しい?」

「はい!おかわりください♪」

間違えたのに美味しいんだ‥

じゃ言わなくてもいいかな♪

「入れてあげるね♪」

さっきよりも大きめにカットした姉貴

「ちょっ姉貴!こいつ酒」

しっ!ってされた俺

「うわ♪僕だけ特別バージョンだ♪嬉しいなぁ」

何も知らない河辺がパクパク口に入れていく
酔っても知らねーからな‥ってもう酔ってるよな‥コイツ

「ごちそうさまでした♪何だか身体がぽかぽかする(笑)気持ちいいなぁ…紅茶に生姜入ってました?」

いや‥違うぞ河辺

「さっさと衣装決めて帰ろうぜ‥」

相川がそう言って部屋を出て行った

「河辺行こうか?」

「え‥うん♪」

立ち上がろうとしたら揺らいだ身体

「河辺っ危ない!」

ガシッと支えられた俺の身体

コイツの身体熱いじゃん!?
ウィスキーボンボン一個でも酔うヤツは酔うからな‥

鮫島先輩‥

トロンとした目で見てんじゃねーよっ

欲情を掻き立てられる俺

外は寒いし‥中は無理だし‥くそーっ

「お前は少し休んどけ」

さっさと衣装選んで帰って抱いてやるからな

「えっ僕も着たい!」

着たいって河辺バニーをか?

あー!ヤバイまじでヤバイ俺の頭の中を巡り巡るバニー姿の河辺

思考回路は爆発寸前!!!

「いいから休んどけ!」

「えー‥つまんなぁ~い」

甘えるように唇尖らせるコイツは小悪魔だ

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