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。+゚僕は君に恋をした。+゚

第32章 俺たちの‥

「ん~‥ここは‥日高は!!」

先輩が目を覚ました

「俺はここにちゃんといるよ」

ぎゅっと握られていた俺の手は少し汗ばんでいた

日高が生きていた
日高が俺の元に帰ってきてくれた

神様‥俺他に何もいらねー望まねーから
もう俺と日高を引き離さないでくれ‥


「先輩?大丈夫?え‥?」

先輩が俺を引き寄せ優しいキスをした

「日高お前無茶するな…俺の寿命が縮まんだろ‥バカ‥」

ごめんね…先輩‥

コンコン♪

「日高先輩‥コーヒーでもどうですか?」

あっそうだ!
河辺のマンションでしばらくお世話になる事先輩に言わなきゃ

「先輩‥住むとこ見つかるまで河辺が部屋貸してくれるって♪」

河辺が?

「皆心配してるから向こう行こう?先輩立てる‥?」

「‥…ああ」

日高が肩貸してくれて部屋を出たら‥

無駄に広すぎるリビングが広がっていた

何だここは‥!?

「河辺お前ここ‥」

「僕の部屋狭いから広い部屋に変えてもらったんだ♪」

狭いったって俺達のアパートより広かっただろ?

アパート‥
日高と過ごした思い出が詰まったアパートを思い出す俺

「相ちゃん大丈夫か?」


ナンパ野郎がソファに座って足組んでコーヒーを飲んでいた

「大丈夫だけど‥ナンパ野郎これからどうするんだ?」

「これからしばらくここで皆で暮らすんだよ♪ねー?鮫島先輩♪」

河辺は嬉しそうに鮫島の腕に腕絡めてほっぺたをスリスリしていた

「皆一緒って?!」

「共同生活♪役割分担決めねーとな(笑)」

笑ってる場合かよ‥
けど‥鮫島と河辺うまい事イッてんじゃん‥

「先輩料理うまいから先輩料理担当がいい♪」

日高は乗り気みたいだった

「いや…俺が全てするよ‥」

ナンパ野郎?

「けど‥お前も仕事あんだろ?」

「俺はずっと家にいるからその辺は問題ないと思うけど(笑)」

ずっと家にいるからって仕事は?

「じゃ言葉に甘えてそうするか?」

「いや…鮫島洗濯は俺がする!」

相川?

「何でだ?」

何でって下着が‥

すると日高が俺の耳元じゃなく皆に聞こえるように言いやがった

「先輩のパンツ黄ばんでないから大丈夫だって(笑)」

「お前なっ」

ゲラゲラ笑う鮫島

「それ言うなら俺のパンツの方がヤバイって(笑)」

しー‥ん‥
静まり返ったリビング

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