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。+゚僕は君に恋をした。+゚

第32章 俺たちの‥

どれぐらい時間が経っただろう‥

俺には地獄のように感じた長い時間だった

しばらくして火は消火され

「日高は!?日高は!?」
「なっちゃん落ち着いて!!」


「お前よく落ち着いてられっな!!」

俺だって心配してんだよっ

けど‥俺まで錯乱したらお前を守るヤツいねーだろが!

「日高‥‥ぅっ俺を置いていっちまった‥のかよ‥思い出なんか‥いらねー!日高‥を‥返せよ!返してくれよっ‥神様‥いんだろ!?返せよ!返してぅっくれよ…っのちなんか‥いらねーから返せよ‥っ」

相川‥‥

俺が相川を抱きしめようとした時


「先輩‥勝手に殺さないでくれる?」

えっ!?

「日高?!」

日高君と橘さん!?
無事だったのか?

埃まみれになった日高とナンパ野郎が立っていた

「日高ーっ日高ーっ!!うわー!!」

「ちょっと‥っ先輩?!」

ボロボロに泣き崩れた先輩が俺に抱きついてきて力いっぱい俺を抱きしめた

「先輩苦しいから離してっ」

無事で良かった‥
日高が帰ってきてくれた‥
神様‥ありがとう‥
本当に‥ありがとう
最後まで信じて‥良かった‥

「先輩?先輩?!おい!」

力いっぱい抱きしめられていたかと思うと俺を抱きしめていた先輩の力が一気に抜けて腕の中に落ちていった

「先輩おい!?返事しろよ!」

俺の腕の中で意識を失った先輩

さっき神様がどうのって‥

まさか?

すると鮫島先輩が俺の肩を叩いた

「安心して気を失っただけだろ?大丈夫だ‥」

そっか…
先輩そんなに心配してくれてたんだ‥

俺夢中だったから‥ごめんな先輩‥

「それより泊まる所探さないと‥」

橘さんがそう言ったら鮫島先輩が携帯を取り出した

トゥルル♪トゥルル♪

俺が部屋で男同士のsexlifeの楽しみ方ってゆう本を読んでいると鮫島先輩から電話が鳴った

「もしもし?先輩‥僕ね今…えっ!?嘘?うん…うん…わかった。すぐパパに連絡して迎えの車出してもらうから待ってて」


数分後車のライトがアパートの前に立つ俺達を照らした

「鮫島様でいらっしゃいますか?かなめお坊ちゃまの遣いの者です。さぁ乗ってください」

見た事ないようなデカイ外車の後部座席のドアを開けてくれた執事の人

鮫島先輩が先に乗って先輩を抱きかかえた俺が次に乗ったらベッドがありますので使ってくださいと言われた

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