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。+゚僕は君に恋をした。+゚

第32章 俺たちの‥

俺達は家に着き俺は湯豆腐の準備をして白菜を切っていた

「橘さんとご飯食べるの久しぶりだね♪」


「そうだね日高君♪日高君湯豆腐好き?」


「俺マロニー好き(笑)先輩マロニー買ってくれた?」

嬉しそうにナンパ野郎といちゃいちゃしてるようにしか見えない俺

「冷蔵庫見てから言え!お前ナンパ野郎としゃべってばっかないで手伝えよっ」


「君!ナンパ野郎じゃないって言ってるだろ!?橘さんだ!」

「アンタだって俺の名前知ってんだろ!?」

あっ♪と左手の手のひらを右手で叩いたナンパ野郎

「あいちゃんだった(笑)」

「だからそれやめろって!」


「あいちゃんって何?」

日高が不思議そうに聞いてきた

「相川なつめって名前から相ちゃんになったんだよ(笑)」

俺だけ先輩のまま‥俺も特別な呼び名ほしいな

「先輩俺も違う呼び名で呼びたいな…」

「日高君は恋人なんだから呼び捨てでいいんじゃないのか?」


「お前余計な事言うな!日高は先輩のままでいいんだよっ」

「何で?何で俺だけ先輩のまま?」

何でって‥
俺が年上な事を実感できる唯一の言葉だからだろっ

俺はいつしか日高に甘えてしまっていた
重荷になりたくないんだよ俺は‥
お前俺の事ばっか考えて無茶して

いつかいなくなるんじゃないかって不安になる‥

「何で?」

「なんでもかんでも聞き返すなっ」

その時鮫島の携帯が鳴った

「もしもし?はい‥え‥!?」

鮫島がびっくりした声を上げてベランダに出ようとした

「お前寒いだろ?中で話せよ?もう出来上がるし」

手を上げてベランダに出た鮫島

「‥まぁいいか?」

俺はぐつぐつ煮える鍋を部屋に運んだ

ぐつぐつ♪ぐつぐつ♪
おあずけ中の俺達三人

「‥‥‥‥‥」

「‥‥‥‥‥」

「‥‥ぐーきゅるるる‥」

日高の腹が鳴った

「日高君のお腹鳴ったねかわいい(笑)我慢できない?先に食べ始めようか?」

ナンパ野郎がベランダの扉をコンコン♪と叩いて食べ始めるからとジェスチャーしたら鮫島がまた手を上げたのが見えた

「じゃ食うか♪」

「日高君俺が入れてあげるよ♪」

何で日高だけ
子供じゃねーんだから自分で好きなの食うだろ!

鍋の中をずっとつついていた日高

「ない…」

何が?俺が日高を見ると悲しそうな顔をしている

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